自分の心の火が揺らついているとそれを整え直すのに「他」の「火」にあたりにいきたくなるもの。民俗学では「旅」を「他火」と書くそうだ。そんな「他」の「火」にあたりながら考察する「夢多(ムダ)」の多い日誌。


by agtec
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「マメで達者なムラづくり」の福島県鮫川村をレポート中

 出張中は、ノートパソコンを持ち歩いている。今日はインターネット環境の整ったホテルに宿泊しているので、ノートPCで更新中。オイラは今、福島県白河にいる。そう、白河関所のあるところ。
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(写真1:ホテルの窓より新白河駅西口を臨む)

 新幹線の停車駅新白河駅の近くのホテルに宿をとって、某雑誌の現地取材で、車で約1時間ほどにある福島県鮫川村まで訪ねている。
 鮫川村は人口4200人あまり。茨城県との県境に近い阿武隈山中の小さな村。高齢化率30%で村の大部分が標高400m~650mにある中山間地域で、主な産業は農業や林業などの一次産業。
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(写真2:山あいにある小さな田んぼ。このあたりも稲刈りが始まってきている。)

 近くには「合併しない宣言」で有名になった矢祭町がある。同じ東白川郡にある残り3町も平成の大合併に加わらず鮫川村もそのひとつ。住民投票で合併反対となり、現状を維持していくにもやはり小さな村では財政が厳しい。そんな鮫川村ではユニークなムラづくりを行なっているということで取材に来ている。
 
 高齢者が増加する中、村の主産業である農業と結びつけ、ムラの元気を取り戻そうとしている。それが「まめで達者な村づくり」事業。これは、村の高齢者が各自で持っている知識と技術を活かして大豆づくりをしてもらい、身体を動かし、収穫の喜びを味わい、大豆とそれからできる加工品を家族と食べて健康を喜ぶというもので、元気な高齢者を増加させ、老人医療費や介護給付費の減少とあわせて、村に誇りや自信をとりもどし、農業収入の増加、生きがいづくりを図っていこうという。
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(写真3:マメで達者なおかあさん。話を聞くと77歳。この大豆畑全部おかあさんひとりで栽培しているという。元気だ。)

 あんまり書くと、取材の意味がなくなってしまうので、この続きは、雑誌で記事になってからご紹介するが、自家用として使いきれない大豆は全量村が買い取り、村の農産加工施設で味噌や豆腐・納豆などに加工し、村内で販売。直売所も年間9000万ほどの売上があり、地域にあるものを利用して内発的な元気な産業創出をし、それだけにとどまらず村負担の医療費が大きく減少しているというのだ。
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(写真4:直売・加工施設「手・まめ・館」。空き幼稚園を改修し利用している。年間10万人もの人が訪れるという。)

 そんなこれから到来するであろう超高齢化社会において、地域を持続的に引き継いでいける高齢化社会のモデルともいうべく、その先導を行く鮫川村だ。

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by agtec | 2008-09-24 23:54 | ●まちづくり関係コラム