自分の心の火が揺らついているとそれを整え直すのに「他」の「火」にあたりにいきたくなるもの。民俗学では「旅」を「他火」と書くそうだ。そんな「他」の「火」にあたりながら考察する「夢多(ムダ)」の多い日誌。


by agtec
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「0」を「1」にするのにイチバンのエネルギーを使う

 企画を考えたり雑誌の原稿書きなんかやっていると、たいてい提出期限や締め切りギリギリまで切羽詰まるところまでこないとペンが走らないなんてことがよくある。
 だから、昨日の続きで、要領が悪く、才能もないなんて思っちゃったりもするんだけど(いや、実はそれが正解なのかもしれないが)、たとえば、全体の仕事が完結した状態を「10」とすると、「10」に積み上げていくこともエネルギーと苦労が必要なのだが、むしろ「10」にするための第1歩である「0」を「1」にするときのエネルギーのほうがはるかに大きい気がする。「1」にさえなってしまえば、実は「2」から「3」、「3」から「4」とその先は、ある程度の技術(知識)やノウハウで、結構すんなり「9.8」ぐらいまでいってしまうものである。

 毎日書いてるこのブログも(って最近ず~と書いてなかったくせに・・・)、ある意味「0」を「1」にする訓練のつもりで書いてたりもするんだけど、当然このようなデスクワーク的な作業に限ったことではない。

 オイラの会社のお仕事は、体験型観光のコーディネートの仕事をしているわけなんだけど、近年の田舎志向や癒しやゆとり、食育などライフスタイルの変化に応じて、旅行者のニーズが体験志向に変わりつつある・・・って話は、何度も書いているのでご存知だとは思うけど、特に修学旅行などの団体の教育旅行も体験型旅行に変化しつつあり、中でも農業体験や自然体験など、地元の人との交流体験といった需要が多い。
 しかし、需要があっても、それを受け入れるだけのキャパや体制がまだまだこのあたりは整備されていない。ま、それを意識的に整えていく仕事もオイラの会社で担っているわけなんだけどね。

 昨今のこのような都市と農村の交流活動は、一時的なものではなく、必然的に永続的な取り組みになるであろうと自負している。つまり、都市側の要求にただ応えるだけのものではなく、農村側(地方)も、地域活性化と経済的効果もそうだが、何よりも住んでいてよかったなぁと自分の住んでいる地域の魅力を再発見し、より豊かな地域づくりに発展していけるのである。そして、体験する側も迎え入れる側も双方が何かしらの関わりを持つことにより、お互いが自分自身の生き方や魅力、誇りに気付くことにもなりそこに感動が生まれる。
 さもなければ、これをただ需要に合わせただけのサービスで完結させてしまえば、結局はただのブームだけで終わってしまう。だったら、オイラは「0」を「1」にする莫大なエネルギーなんていらないのかもしれない。

 と、なんかお固く書いてしまったが、今日のタイトルテーマに戻るけど、このような受け入れ体制もやっぱり「0」からのお仕事なのである。おかげさまでおひざもとの地域では受け入れ体制が徐々にではあるが整いつつあり、それがほかの地域でも徐々に広がりをみせている。「0」を「1」にするのに、3年もかかった。何も分からないままはじめたこの3年間で、ノウハウを累積させていただいたので、「1」を「2」へ、「2」を「3」へしていくのは、それとなく培ったノウハウでトントントン・・・といった具合に早い。

 違うコトバで言えば、「何もないところから始める」ってことなんだけど、そこに費やすエネルギーは図りしれないものがあり、同時にたいへんな苦労や困難という壁がふさぎかかる。これをいかにして乗り越えるか、プロの企画マンとしてはこの部分を問われることでもあるし、逆に面白い部分でもある。なんとか、「0」のままにならないよう頑張ろう!

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by agtec | 2007-06-26 21:10 | ●オイラのひとり言