自分の心の火が揺らついているとそれを整え直すのに「他」の「火」にあたりにいきたくなるもの。民俗学では「旅」を「他火」と書くそうだ。そんな「他」の「火」にあたりながら考察する「夢多(ムダ)」の多い日誌。


by agtec
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栄養士のお店『アンテナキッチン「コトコト」』オープンのお知らせ

 「地産地消」というコトバが盛んに使われるようになって久しい昨今。先日、仕事柄いろいろお付き合いさせていただいている大学の先生からお誘いがあり、地元の農産物を活用したレストランを近くオープンするということで、1日だけのプレオープンの日に足を運ばせてもらった。誤解はしてほしくはないが、確かにまだ冬なので多くの地元産で彩られているわけでもなく、とりわけこれといって珍しい食材があるわけでもない。しかし、ランチをいただいたのだけど、始めは少ないかなと思ったが、十分にお腹も満たされ、まずなんといってもひとつひとつの食材の味がケンカしないで引き出てて大変美味しい!満足満足!旨かった~。でも、う~ん、この味はどうやって出しているんだろう。秘密はお店のコンセプトにあるようだ。
 お店のコンセプトはこうだ。地域の農産物の活用もそのひとつだが、「生産者の思いを感じ取っていただたけるような愛情を込めた料理を通し生産者とお客様を繋ぐ」ということ。実は、スタッフのひとりに農家のおかあさんがおられる。今回はプレオープンということもあって調理だけでなく、ホールにも顔を出して接客されていたのだが。もともと農家さんは、作物を育てるプロとあると同時に、それを活かして上手に食べるプロでもある。その農家の台所を預かっているのは、当然農家のおかあさんであって、旬の美味しい食べ方をイチバンよく知っているし、調理や加工の知恵もある。どうやら、それが美味しいランチの秘密のよう。(写真はそのときのランチ。配膳もきれいで、彩りも鮮やか。ライターの仕事もやっている割には、メニューの内容などテーブルにあったのだが、食べるのに夢中で詳しく記録するのを忘れてしまった。レポーターとしても失格だね!だって、お腹も減ってたし美味しかったんだもん!)
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 さらにもうひとつこのお店には特徴がある。それは、調理・加工の際に食材選びもそうだが、栄養面からも安心して食べていただくサービスの提供。つまり地元の農産物を上手に活用しながらお客の栄養面もサポートするという『栄養士のお店』なのだ。実はこのお店の仕掛け人こそ、プレオープン試食のご招待のご案内をいただいた、食物栄養を専攻とする管理栄養士の大学の先生その人だ。学生に教える授業も座学や調理実習だけでなく、食べ物の生まれる現場も知ってもらおうと、授業に農業体験も組み入れ、まさに「食農教育」を実践されている。先に紹介した農家のおかあさんは、実は社会人生徒として一般学生と一緒に先生のゼミで勉強を重ねこの春大学を卒業した生徒でもある。お店の運営は、先生のお仲間の有志で行ない、先生はそのお店の栄養面のアドバイザーとしてノウハウを提供していくとのこと。でも、お店までオープンさせるとは。さすが実践派先生だ!オイラも企画書よりまず行動だけど、オイラの場合いつも見切り発車だからなぁ・・・。
 いま全国にこのような地元の農産物を活用した食べ物屋さんも珍しくないが、お客は食べ物に、それを栽培する人、食材が生まれた背景の自然などがより身近に感じたとき、さらに「おいしい」感が生まれる。そして、それを食べるお客本人にとってそれが身体の中でどのような栄養素に変わっていくかが分かったとき、ホントの意味で生産者とお客が「食べもの」という媒体によってつながったと実感することができるはずだ。いや、少なくとも今回の試食ではそう感じた。当面は、生産者情報もより充実させ、栄養面やカロリーなど詳しく提供していきたいとのこと。ということで、今回は、そんな「栄養士のお店」オープンのお知らせ。オープンの際にはみんさんも是非食べに行ってみてください。また、道外のみなさまも旭川に旅行の際には是非旭川地域の農産物を使った栄養バランスの摂れた食事を通して北海道の味覚を堪能していただければと思う。

○お知らせ内容
アンテナキッチン コトコト(CotCot)
平成19年4月16日(月)オープン
場 所 旭川市曙1条2丁目ビジネスホテル キャピタル(1F内)
電 話 090-7519-5010
営業時間 11:30~14:00(ランチタイムのみ)
営業日 毎週 月・火・金・土の週4日
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by agtec | 2007-04-06 23:50 | ●お知らせ