自分の心の火が揺らついているとそれを整え直すのに「他」の「火」にあたりにいきたくなるもの。民俗学では「旅」を「他火」と書くそうだ。そんな「他」の「火」にあたりながら考察する「夢多(ムダ)」の多い日誌。


by agtec
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「一生懸命」な窓拭き

 先日、会社で契約しているガソリンスタンド屋さんに給油にし行ったんだけど、今回は対応していただいたスタッフの方のコトバのお話。おそらく新人さんかアルバイト君かなぁというちょっとぎこちない感じの若いスタッフだった。通常は会社の給油カードで「いつもと同じね」なんて、どっかのバーの常連さんみたいに給油してもらっているんだけど、今回は「よろしくお願いしますね」といった感じで給油をお願いした。
 最近は、このあたりでもセルフ式のスタンドが多くなってきたんだけど、会社で契約しているとこは、スタンドのスタッフがあれもこれもやってくれるところだ。給油中、灰皿の交換や、窓拭き、エンジンルームの点検サービスなんかもしてくれる良心的なサービスの行き届いた給油所だ。そして、いつものように、窓を拭いてもらうことになったんだけど、ここのスタンドでは、窓を拭いていいかどうかドライバーに尋ねる。というのも、撥水用のガラスクリーナーを塗っていたりして窓拭きを遠慮するドラ-バーがいたり、中には他人が車体に触れることを嫌う人もいるようだとも聞いたことがある。当然その新人さんらしきスタッフも不慣れっぽい丁寧語で尋ねてきたので、会社の車はいつもお願いしているのでやってもらうことに。で、給油のほうが先に終わって、窓拭きがもう少し残ってた。ここは窓ふきの最後に汚れがないかドライバーに確認までしてくれる。どうやら窓拭きも終わったようなので、その新人さんらしきスタッフがオイラに聞きにきた。オイラは「ハイ、大丈夫です」というコトバを準備して待ってたんだけど、そのスタッフさんは意表をついてこう言ってきた。
「一生懸命、丁寧に窓を拭かせてもらいました!」。
「・・・。」(オイラ)
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 オイラが準備していたコトバはどっかいっちゃった。でどう答えていいか。まさか自分で「一生懸命」って言うんだもの。もう「ありがとうございました」しか言えないじゃない。「一生懸命」ってこの場で使うかと思いながらも、確かにきれいになっていたので、「またよろしくね」と返してその場をあとにしたんだけださ。う~ん、違和感があったのはオイラだけだろうか。
 まぁ、オイラも社会に出たときはこんなもんだったかもしれないね。丁寧な言葉を使おうと意識すればするほど変なところで「お」をつけたりとかしてね。みんなも経験あるんじゃない?「人のふりみてわがふり直せって」ね。丁寧語での失敗は学習していけばある程度常識はついてくるけど、人を不愉快にさせたり思わず人を傷つけるようなコトバなんか発した場合は取り返しがつかなくなる場合もあるから、丁寧語以上に気をつけなきゃいけないコトバでもあるかもしれないね。なんちゃってライターの仕事なんかもしてるけどさ、コトバや活字で表現するのはやっぱりなかなか難しいね。今回の「オイラのひとり言」でした。
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by agtec | 2007-01-22 22:20 | ●オイラのひとり言