自分の心の火が揺らついているとそれを整え直すのに「他」の「火」にあたりにいきたくなるもの。民俗学では「旅」を「他火」と書くそうだ。そんな「他」の「火」にあたりながら考察する「夢多(ムダ)」の多い日誌。


by agtec
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季節はずれの「雨」・・・。

 「う~ん、今日は雨かぁ。雨?」今日の目覚めの一言である。オイラも北海道生活はのべ10年になるが、この時期の雨というのは初めての経験だ。いくら、冬至が過ぎて日照時間が長くなったからといって「いきなり雨って」と思ってしまう。おそらく北海道在住でブログを書いている多くのみなさんも雨の話題を書き込んでるのではないだろうか。地元の人に聞いても、「こんなことはあまりないねぇ」とも言ってたし。そうだよね、オイラもこの前のクリスマスの書き込みで「北海道はホワイトクリスマスだしね」なんて、この時期は当然のように雪が舞ってて、寒い寒いといいつつもひそかに雪の降らない栃木の田舎モノにしてみればワクワクドキドキ、ウキウキしながらこの雪を楽しんでいるオイラがいるんだけどさみたいなこと書き込んだりしてたしね。いやはや、12月の暮れに雨とは思いもよらなかった。
 ところで、前から気になってはいたんだけど、改めて書き込みしながら、ふと気になっていたことを「ちょっと豆知識~番外編~」として、書き込んでみようかなと思う。その気になっていたこととは、「雪」という漢字だ。「雨かんむり」はなんとなく分かるとして、「なんで『ヨ』なの?」っていうことだ。(ラップ調に♪)「♪Yo、Yo~、雪って漢字はYo~、なんで下にYo~、ヨなんだYo~♪」ということで、普段は北海道の豆知識のコーナーなんだけど、「番外編」としてお付き合いを。

 ある本で調べてみたら、「ヨ」という字はもともと「彗」という字だったそうで、「雪」という字は略された漢字なんだそうだ。「彗」という字、何かで見たことあるなぁとお思いの方もいるかと思うが、そう「ハレー彗星」などの「彗星」などでよく使われている。その「彗星」とは、別名「ほうきぼし」とも呼ばれるように、掃除のときに使う「ほうき」のことだ。(あら?発見!掃除の「掃」にも「ヨ」が入っている。)では何で、「雪」は「雨」と「ほうき」なんだろうか?掃除もできちゃう「雨」だから?確かに、実際雪は、とくに北海道に降るようなパウダースノーの雪はサラサラしているので、ホコリのようにほうきで掃けてしまいやすいが、実は、雪が降るとあたり一面白銀の真っ白の世界になり、あたかも、まるで掃除をしたかのようにきれいにしてくれるということだそうで、それで「雨かんむり」に「彗」がついて「雪」になったそうだ。
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 さらに、続けてこうも書かれていた。「『雪』は天から神様がやってきて万物を掃き清めてくれるもの」だと。なるほど、この雪の成り立ちから、思わずピーンと来たことがある。北海道最高峰旭岳のある大雪山系は、アイヌ語で「カムイミンタラ~神々の遊ぶ庭~」と呼ばれている。神様も遊びっぱなしではないんだと。遊んだ後も、この冬の間、きれいに掃除をして、また来春、新緑が深まる頃遊びに来られるのだと。そんな風に考えると、またひとつこの大雪山の見方が変わってみえるようになってくる。

 さて、今回は「雪」という字の「ヨ」の意味についての番外編豆知識になってしまったが、今日は雪が降ってきれいになるどころか、雨で道はシャーベット状でぐちゃぐちゃ、きれいに掃き清めてくれるはずの雪も車のタイヤで跳ねた泥水で茶色くにごり、まるで、春間近のような風景だ。これも、地球温暖化の影響なのか?「地球温暖化」という言葉も最近は危機的な意味合いではなく常用語のように一般化されてきているようにも思える。世界でもまれなこの四季明瞭で豊かな自然環境に恵まれているニッポンが、温暖気候から亜熱帯化しているという話もある。ただごとではない。ま、今年はエルニーニョ現象の影響で「暖冬」だといわれているが、これが、何十年に一度起きるとかいう珍現象的なものなのか、はたまた懸念されている地球温暖化のものなのか。できれば、後者でなければいいが、やはり多少影響があるといってもこれ以上深刻な状況にならないようECOに心掛けていきたいものだ。
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by agtec | 2006-12-27 23:10 | ●ちょっと豆知識