自分の心の火が揺らついているとそれを整え直すのに「他」の「火」にあたりにいきたくなるもの。民俗学では「旅」を「他火」と書くそうだ。そんな「他」の「火」にあたりながら考察する「夢多(ムダ)」の多い日誌。


by agtec
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ママさんダンプ

 今回は久しぶりの「ちょっと豆知識」の巻。久しぶりといっても、今回が2回目なんだけどね(「ちょっと豆知識」のはじまりについてはこちら)。で、今回ご紹介するのは、北海道の冬には欠かせない除雪アイテムのひとつ「ママさんダンプ」をご紹介しよう。

 ところで、雪といえば、オイラの出身地の栃木(南部のほうなので)では滅多に降らないので、雪には結構あこがれがある。余談になるが、栃木を含め主に関東南部に雪が降るのはなぜか決まって大学の入試センター試験前後、必ずといって降っている。で、交通機関に影響が出て受験に遅れるとかなんとかでまるで冬の風物詩のように毎年ニュースになっていたりする。まぁそのくらいの時期に降るくらいで、たいてい2~3日中には跡形もなくなってしまう。そして「今しかない」といわんばかりに、こどもの頃は雪だるまつくったり、雪合戦したり、雪とたわむれたりしていたっけ。関東で降る雪はそんな短命なために余計に雪に対する憧れも大きかったりする。そんなんで、冬の間雪に覆われる北海道に暮らしていても、変に雪に対して神秘的で幻想的ななんともロマンチックなイメージが潜在的にあって、雪の降る頃になるとなんか妙に気持ちがワクワクしてきたりしてしまうのだ。しかし、実際はそんな思いも雪とともに生活するとなるとそんなことも言ってられない。スリップ事故もそうだし、なんといっても、生活するために深々と積もる雪の除雪作業(雪はね)が待っている。

a0064927_21303710.jpg おっと、相変わらず前置きが長くなってしまったが、そんな雪はね作業を一気に解決してくる雪国生活の必需品が「ママさんダンプ」なのだ。必ずどの家庭にもあるといっても過言ではない。近年は、軽量化が進みプラスチック製のものが主流で、名前の由来にもなっている「ママでもダンプカーのように簡単に雪が運べる」として楽に除雪作業ができる優れものだ。で、いろいろ調べていると通常「ママさんダンプ」と言っているのは驚くことにメーカ-の商品名だそうだ。他のメーカー品は「スノーダンプ」と呼ばれ、この「ママさんダンプ」は新潟にある「ニラサワ製販」という会社が商標登録し販売しているという。しかし、商標登録といっても、イチバン最初に開発した会社が倒産してその登録を引き継いだようだ。最初は木製のものが、鉄製になり、プラスチックへと素材は変遷していったようだが、プラスチックでも寒冷地では気温によって割れやすいため、このニラサワ製販が寒冷地でも対応できるよう独自のプラスチック性樹脂を開発し、ホントの意味でもママでも楽に使いこなせるようになったというわけらしい。というわけで、この「ママさんダンプ」豆知識が役立つかどうかは別として、冬、雪国での暮らしは大変だということが分かってもらえればと思う。
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 というオイラも、実は、北海道生活はのべ10年くらいになるが、この「ママさんダンプ」にお世話になっているのは恥ずかしいけどここ最近の話。大学時代も北海道だったんだけど、除雪を必要としないアパート暮らしだったので、殆ど縁がなかった。またつい最近まで住んでいた旭川のアパートも、管理会社のほうで除雪をしてくれていたので除雪の道具は殆ど持っていなかったのだ。で、東川に引越してからは、1戸建ての住宅を借りているんだけどね、雪はねをしなかったら車も入れないわ、玄関も出られないわでホントに大変だってことが今になって分かった。除雪作業も結構冬のいい運動になります。みなさんも是非、北海道に観光に来た際には、除雪体験を体験メニューとして準備しますので、まずは中田の家のまわりを除雪してみませんか?
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by agtec | 2006-12-09 22:31 | ●ちょっと豆知識