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自分の心の火が揺らついているとそれを整え直すのに「他」の「火」にあたりにいきたくなるもの。民俗学では「旅」を「他火」と書くそうだ。そんな「他」の「火」にあたりながら考察する「夢多(ムダ)」の多い日誌。


by agtec
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エゾマツとトドマツの見分け方

 オイラも遠い栃木を離れて北海道生活は学生時代を含めればかれこれ、のべ10年あまりになるがまだまだ北海道のことは分かってるようで新しい発見の日々。さすがに場所も緯度も違ければ、風土も文化も違う。本州の内陸部で育ったオイラにとってみれば、海を渡ることさえ海外に行くようなもので、まだ幼少時代にさかのぼれば、北海道といったら、栃木から見れば異国の地のように見えてならなかった。
 そんなわけで、こっちに来て驚いたことや新しい発見なども当然あるわけで・・・。地元の人にとってみれば当たり前のものを、オイラの目線で純粋に「へぇ~」と思うようなことを、体験観光の仕事をしているわけなので、ちょっと観光や旅の豆知識として紹介していくコーナーを設けてみました。その名も「ちょっと豆知識」。そのまんまだけど。

 そんな第1話は、北海道旅行の定番話題になっているようだが、あえて「エゾマツ」と「トドマツ」の見分け方を紹介してみようと思う。
 
 北海道の「木」ってみなさんご存知だろうか?オイラの出身地栃木県の木は「トチノキ」だけど、・・・そう北海道は「エゾマツ(蝦夷松)」だ。千島列島、樺太、渡島半島以外の北海道、中国東北部、シベリア東部、カムチャツカなどに広く分布していて、逆にいえば、北海道特有の木でもあるってことが分かる。そして北海道にある針葉樹の代表選手として、このエゾマツとそして、トドマツが上げられる。大自然の残るこの北海道、ちょっと奥に入れば森林地帯。広葉樹やほかの針葉樹と一緒に混交して自生していることが多い。
 ここで、ちょっと豆知識。一言にマツといってもいろんな樹種があるが、そんなマツの中でそのエゾマツとトドマツくらい見分けてしまおうという豆知識。見分け方は結構簡単で、外見で分かるのだ。エゾマツは、枝が下向きについていて、トドマツは枝が上向きについている。なるほど!でも、「あれっ、どっちが上で、どっちが下だっけ」と忘れてしまうこともあるので、こんな覚え方があるということで教わった。
 ●エゾマツ:「も~、(天まで届かなくとも)えーぞー」のエゾマツ。
 ●トドマツ:「天までトドけ」のトドマツ。
エゾマツとトドマツの見分け方_a0064927_2024111.jpg
 ・・・ね、簡単でしょ。
(イラストは、見様見真似で描いたので、植物に詳しい人がみたらこんなんじゃないと言われそうだけどね・・・。)
 これであなたも、北海道旅行での森の見方がちょっと楽しくなるはずだ。

 こんな感じで(不定期で)続けていこうかなと思いますので、よろしくお願いします。みなさんも、北海道only、北海道ならではの豆知識がありましたらコメントとお知らせください。
by agtec | 2006-11-06 21:05 | ●ちょっと豆知識