自分の心の火が揺らついているとそれを整え直すのに「他」の「火」にあたりにいきたくなるもの。民俗学では「旅」を「他火」と書くそうだ。そんな「他」の「火」にあたりながら考察する「夢多(ムダ)」の多い日誌。


by agtec
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 修学旅行といえば、栃木県出身のオイラが行った先は、決まって京都・奈良方面だった。特に京都は中学校で1回、高校で1回と2回も行っている(社会人になって仕事でも何度か行ってるけど)。当時は新幹線がベタでね。貸切車両でワイワイ騒ぎながら行ったもんだ。高校のときはさすがに、もうちょっと先の広島まで行ったけどね。これも新幹線で。でも、当時の関東方面の公立学校はそんなもんなんじゃなかっただろうか。
 しかし、最近の修学旅行は、陸路よりはむしろ、航空機を利用してより遠隔地志向が高いようだ。そして、観光地めぐりよりはむしろ、体験活動重視の目的達成型の修学旅行に変化してきている。
 この変化のひとつに、明治の改革以来ともいうべき「学習指導要領」が改訂され、教育改革のひとつの「ゆとり教育」の象徴ともいえる「総合的な学習の時間」が導入されて久しい昨今、特に「生きる力を育む教育」としての各学校独自の授業スタイルへの変化が教育現場に起こったということがあげられる。そして、それらをホントの意味で総合的に学べる素材が、大自然を相手に生産と生活が一体となった一次産業とよばれる農林水産業の持つ力だ。いま「食育」や「環境学習」、「風土や社会学習」の分野などからも、特に「農」の持つ教育力に注目が集まっているのである。旅程を組む上で本州の学校にとってみれば、遠隔地、そして農林水産業といったら、北海道はもってこいの旅行地になっているのも事実である。そして、オイラの会社はそういった教育旅行をはじめとする体験観光をコーディネートする企画会社でもあり、とりわけ、ここ数年、修学旅行の農業体験の受け入れの企画をここ北海道のど真ん中で行っている。このような時代の変化がなければ、うちのような会社自体存在しなく、オイラもここで働いているということもないのだから、時代の変化とはおかしなものである。
 さて、今回は、(たまたま枕で京都の話も出てきたが)今年5月に農業体験で訪れた、京都市立西ノ京中学校の生徒が、修学旅行でお世話になった農家のみなさんに、総合的な学習の発表の場でもある学校祭にて、3年間の集大成もかねて踊りを披露したいということで、昨日「インターネットっていう便利な時代だ」という話をしたばかりだが、ネット回線を利用してその踊りを生中継するという取り組みが実現し、今日そのネット中継を行った。
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 写真はそのときの様子。3年生約120人を、空知地方と、オイラの会社のある上川地方で半々ずつに分かれ、そのうちの約60名が3~4名づつのグループをつくって、ホンモノのプロの農家さんのところで、日々の農作業体験を行うという企画に参加した。農業体験の企画内容は長くなるのでまた別の機会にお話するとして、今回お世話になった農家さんにご案内して、ネット環境が整備されているうちの会社の事務所まで来ていただいて、生徒と受け入れ農家さんが約5ヶ月ぶりに再会した。受け入れ後も、私的に交流している農家さんもいて、本ブログタイトルにもなっているが「他(人)」の「火(ココロ)」に触れ合う「他火(旅)」になってくれたようだ。学校としてこのように農家さんへ踊りの披露をしてくれるというような交流にまで発展してくれたことはうれしい。まだ、中学3年生だが、今度は大人になって自分で旅費を稼いでまたこの北の大地に足を運んでほしいものである。
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by agtec | 2006-10-04 23:52 | ●体験観光レポート